コンテンツ販売のこれから、とか…

少しまじめな妄想でも。

一月以上も前の話題で恐縮ですが、講談社の「デジタル的利用許諾契約書」なるものが話題になりました。
詳しくはこちらを見ていただくとして、この話で真っ先に思い出したのは平沢進の言う「新しいスタンダード」でした。(ついでにこちらもどうぞ)

講談社の契約書で問題なのは、結局出版社に作家が隷属しなければならないことで、これは平沢進がかつてP-MODELが音楽出版社と買い取り契約結んでしまったことに近いと思います。
その後、平沢進はJASRACと決別し自サイトでのMP3ダウンロード販売を開始してるし、漫画では佐藤秀峰が本格的に始めてますし、赤松健も試験的なことをやっていました。(赤松健のは別物か)

両者に共通しているのは中間搾取を嫌っているというか不要だとしているところです。
平沢進は「ミュージシャンというタダ同然の資源をめぐる利権構造はもう成り立たない」という表現をしています。
ミュージシャンを作家と入れ替えても意味は変わらないでしょう。

要するにネットという自分で発信出来るただ同然の宣伝道具を手に入れたのに、音楽出版社や旧来のマスメディアを迂回させる必要はないということです。

そして、平沢進はライブハウスやインディーズにも言及しています。
これは恐らく現在進行形の「同人誌即売会の過度の商業化」に合致すると思います。

また、アマチュアが既存の何かから声がかかるのを待っている姿勢にも疑問を呈しています。
上で書いたように自分で発信できるのになぜそれをしないのかということです。
確かに現状では、旧来の宣伝方法並みに利益を上げ認知度を上げることは難しいかもしれないが、ごっそりと中抜きされて薄利多売なのと、中抜きが従来に比べて格段に小さくなって少量でも大きな利益が上がるのと比べれば、同じ額を稼ぐ場合後者のほうがお客さんの数が少なくて済む為、従来のような大々的な宣伝が必要なくなり、中抜きを行う組織(主に宣伝担当)の存在意義を失わせることになります。

さらに流通経路も変わります。
今の本やCDというのは水をペットボトルに入れて販売しているような状態で、これがダウンロード販売となれば蛇口をひねれば水が出てくるというのに近くなります。
これで専門性は増すが人手が極端に減るので少人数で運営が可能になります。

ますます、旧来の「大手」という存在が不要になってきます。


新しいスタンダードがどんなモノなのかはまだ分かりませんが、趣味嗜好が細分化された現代に見合った規模になるでしょうね。


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